前回の記事「HUBLOTから学ぶ汎用性のあるものをカスタマイズして本物にしてしまう商品づくり」で、HUBLOTがいかに汎用性のあるものをこだわってカスタマイズして本物に作り上げて、それが商品づくりとして今の時代にマッチした手法であることをお伝えしました。 今回は、こだわった商品づくりのエピソードや精度がいいことを全くといっていいほど、マーケティング情報に盛り込まなかったHUBLOTのすごさについて・・・です。 HUBLOTがビッグバンというモデルで爆発的に有名になったのは、すでにご存知だと思いますが、そのビッグバンをブランディングやマーケティングする際に出していたメッセージ(つまりUSP)は、たった一つ。”今までなかったカッコいい時計”ということです。 今までもかっこいい時計は、色々とありました。でも時間を経って希少性が出てきてかっこいい時計、有名人(例えばキムタク)がつけているからかっこいい時計、マニアから見たらたまらなくこだわりがあってかっこいい時計など。。でも誰が見てもかっこいい時計って意外と少なかったのです。 そこでHUBLOTがとった戦略は、”気がついたら有名人や経営者がつけている時計”作戦です。いろんな素材を組み合わせて今までになかった最先端のデザインのスポーツ時計。まさにイケイケの社長がビクンビクン惹かれるトリガー単語祭りのようなセールスキャッチです。 これによってある程度著名人や経営者に広まったあとは、一般コンシューマー向けに、かっこいい時計(ほら、あの人もつけてるよ!しかもあの人なんて両腕につけてるんだぜw)というメッセージに絞ったわけです。 これによって何が起きたかというと、今まで高級時計に興味がなかった人が、HUBLOTだから欲しいと、ファースト高級時計として指名買いされるようになったのです。 こうやってメッセージとして伝えられるパーツっていくつもあることって多いのですが、伝わるように、または、メッセージを届けようと思ったら究極まで絞り込んだほうがいいのです。 できれば、メッセージは、具体的に1つに絞る。しかも20文字までにする。 これが、売れる商品のUSPの絞り方なのです。